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2009年1月24日 (土)

社労士試験の考察その2

前回から、間があいてしまいましたが、IDE社労士塾のデータに基づく、社労士試験についての考察第2回目です。

今回も、前回に引き続き択一試験についての考察です。よく、他の受験生が解ける問題(いわゆる基本問題)を落としてはいけないと言われますが、具体的には、どのくらいの受験生が正解する問題まで、取りこぼさなければ合格できるのでしょうか?

私は、受験勉強で、答練などを受けるときは、正答率60%以上の問題を落とさないようにと考えていましたが、この考えはどうだったのでしょうか?

以下、IDE社労士塾の復元データを元に、考察していきます(長文失礼coldsweats01)。

◎平成20年データ〔合格基準点48点以上〕

正答率      労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   5   5   5   5   4   3   6   33
60%以上   9   5   7   7   4   5   9   46
55%以上   9   5   8   9   4   5   9   49
50%以上   9   8   8   10    5      6     10       56
40%以上     10       9     10     10      5      7      10       61
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

まず、表の見方ですが、それぞれの正答率に達していた問題の数(延べ数)を書き出しています。

例えば、労基では、正答率70%以上だった問題が5問、60%以上だった問題が9問、40%以上だった問題が10問あったということです。

合計は、横の数字を単純に足し算しただけですので、例えば、昨年の試験で、正答率70%以上の問題をすべて正解することができたならば、33点取れたということになります。

この合計を見ていくと、正答率55%以上のときに49点となり、合格基準点を満たしますので、正答率55%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

同じようにして、平成15年まで見ていきます。

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◎平成19年データ〔合格基準点44点以上〕

正答率      労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   3   4   6   6   4   3   3   29
60%以上   4   6   8   7   6   6   7   44
50%以上   4   8   9    8    6       7       7      49
40%以上      8       8       9     10      7      10      7       61
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

正答率60%以上のときに、合計点が44点となり、合格基準点を満たしますので、正答率60%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

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◎平成18年データ〔合格基準点41点以上(労基・一般3点)〕

正答率   労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   2   7   5   3   2   3   7   29
60%以上       2   8   6   5   5   3   7     36
55%以上   2   8   9   5   6   3   7   40
50%以上   3   9   9    5    6       4   8      44
40%以上      6       9     10       7     10      7       8       57
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

正答率50%以上のときに、合計点が44点となり、合格基準点を救済を含めてすべて満たしますので、正答率50%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

なお、この年は、労基と一般常識に救済が行われましたが、単純に平均点や上記データを見ると、一般常識より厚年の方が難しかった年でした。

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◎平成17年データ〔合格基準点43点以上〕

正答率   労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   4   6   5   3   2   4   5   29
60%以上       5      7   8   5   5   5   8       43
50%以上       5      7   8    5       5       7      9       46
40%以上       7      9       9      7       8       7      9       56
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

正答率60%以上のときに、合計点が43点となり、合格基準点を満たしますので、正答率60%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

-------------------------------------------------

◎平成16年データ〔合格基準点42点以上(健保・厚年・国年3点)〕

正答率   労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   5   4   9   4   1   0   2   25
60%以上       7   5   9   5   2   0   5     33
55%以上   8   7   9   7   4   1   6   42
50%以上   9   7  10     7    4       2      6       45
40%以上     10       9    10       8       4       7      7       55
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

正答率55%以上のときに、合計点が42点となり、合格基準を満たしますが、この年は、厚年が異常に難しく、正答率55%以上では、救済基準点である3点に達していません。データには載せていないのですが、正答率45%以上にすると、厚年は5となり救済基準を満たします。

この年は、厚年を除けば正答率55%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

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◎平成15年データ〔合格基準点44点以上(労基・厚年3点)〕

正答率   労基 労災 雇用 一般 健保 厚年 国年 合計
70%以上   2   4   5   2   3   2   9   27
60%以上       3   6   6   4   4   4   9     36
50%以上   4   6   9    5     7      4       9      44
40%以上       6      7       9      8       8       6     10      54
*労基には安衛、労災・雇用には徴収を含む

正答率50%以上のときに、合計点が44点となり、合格基準を救済を含めすべて満たしますので、正答率50%以上の問題をすべて正解していれば、択一式に関しては、基準点をクリアできたことになります。

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このデータから見ますと、まずは、正答率60%以上の問題は確実に正解することが必要です。答練などで、正答率のデータなどがわかる場合、受験生の6割以上が正解しているにもかかわらず、自分は正解できなかったという問題は要チェックだと思います。

さらに安全なラインを考えれば、正答率50%以上ということになります。特に、再受験の方などで基本的知識が備わっている方は、一段目標を高くして、受験生の半分が正解する問題を間違えないということを意識してみてはいかがでしょうか?

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コメント

こんにちは

なるほど数字で出していただけると、
「6割以上」というのは根拠があるんだなぁ、と
納得できます。

余力があれば5割以上の問題も対応すべし、
といったところですね。

思い返せば、私も模試の結果が良くなくて
その辺の対策はしましたから。

それが結果的には良かったのかな・・・


ところで余談ですが、
気象予報士試験はサッパリでしたわ。

最近ハードでなかなかコメントできませんが
ヒデ様ブログはいつも拝見しております。

ではまた

投稿: TEJAN | 2009年1月27日 (火) 17時15分

気象予報士試験、お疲れ様でした。

合格率を見ると、社労士よりも難関なんですねcoldsweats02
先ほどブログを拝見しましたが、合格は厳しいとのこと。でも、次回への手応えのようなものも感じておられるようでしたので、もし今回がだめだったとしても、次回に繋がればいいですよねsign01

社労士は、最低6割ライン、余力があれば5割ラインというTEJANさんの仰るとおりだと思います。

投稿: ヒデ>TEJANさん | 2009年1月27日 (火) 20時47分

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