社労士試験の考察その1
以前ご相談させていただきました、IDE社労士塾の「年度別過去問題集」と「平成20年度合否診断集計表」につきまして、無事両方とも入手することができました。
(ご協力ありがとうございましたo(_ _)oペコッ)
この問題集が欲しかったのは、各年度の復元回答を基にした平均点や、正答率などのデータが記載されているからです。ここまで詳細なデータが掲載されている問題集は、ほかにありません。
このデータを参考に、社労士試験について、自分なりにいろいろと考えてみたかったというのが、皆さんにお願いをしてまで問題集を手にしたかった理由です。
その、自分なりに考えてみた結果を、これから何回かに分けて書いていきたいと思います。
今年の社労士試験を受験される皆さんに、少しでも参考になればと思っています。
1回目は、社労士試験でよく言われる、「攻めの科目」、「守りの科目」について、実際のところ、そのようにはっきりと色分けできるのかどうかということを、考察(というよりは確認)してみました。
以下、IDE社労士塾の復元回答を元にしたデータを使用しています。
択一式平均点(赤字は3点救済が行われた年)
○労基・安衛
H20 6.97;H19 5.15;H18 4.67;H17 5.70;H16 7.02;H15 4.72
6年間の平均点5.71(最高7.02 最低4.67 差2.35)
○労災・徴収
H20 6.45;H19 6.13;H18 7.02;H17 6.40;H16 6.02;H15 5.88
6年間の平均点6.32(最高7.02 最低5.88 差1.14)
○雇用・徴収
H20 6.78;H19 6.88;H18 6.62;H17 6.87;H16 7.84;H15 6.55
6年間の平均点6.92(最高7.84 最低6.55 差1.29)
○一般常識
H20 7.02;H19 6.52;H18 5.33;H17 5.23;H16 6.07;H15 5.53
6年間の平均点5.95(最高7.02 最低5.23 差1.79)
○健保
H20 5.13;H19 6.19;H18 5.80;H17 5.45;H16 4.20;H15 5.89
6年間の平均点5.44(最高6.19 最低4.20 差1.99)
○厚年
H20 5.55;H19 6.33;H18 4.81;H17 5.92;H16 3.80;H15 5.12
6年間の平均点5.26(最高6.33 最低3.80 差2.53)
○国年
H20 7.13;H19 5.88;H18 6.53;H17 6.35;H16 4.98;H15 7.80
6年間の平均点6.45(最高7.80 最低4.98 差2.82)
皆さんは、社労士試験における、攻めと守りの科目を、どのように考えていらっしゃるでしょうか?
私は、攻めの科目=労災・徴収、雇用・徴収、国年、守りの科目=労基・安衛、健保、厚年、微妙=一般常識と考えていましたが、データを見る限り、同じような傾向が見て取れます。
まず、労災・徴収、雇用・徴収は、完全に攻めの科目。例年平均点が高く、年毎の難易度にもあまり変化が見られません。点数を取らなければいけない科目です。
国年も攻めの科目といってよいのですが、救済がかかるほど難しかった年が一度あったため(平成16年)、平均点の差を見ると、7科目の中でもっとも大きくなってしまっています。
こうしてみると、国年は、油断は禁物ですが、合格基準を満たすためには、ぜひとも得意科目にしたいところです。
一方で、労基・安衛、健保、厚年の3科目は、守りの科目であることが、はっきりしています。
ただ、労基・安衛については、年によって、非常に平易な問題になることがあります(平成20年、16年)。
また、ここには載せていませんが、例年、安衛の正答率が低いというのもはっきり出ていますので、いかに労基で基準点を確保するか、あるいは、安衛で1問を確実に取るかといったところがポイントになってきます。
健保と厚年は、ほぼ毎年難しいと思ってよく、まずは4点を確保することに注力しなければいけません。
最後に一般常識ですが、データを見ると、「労災・徴収、雇用・徴収、国年」グループと、「労基・安衛、健保、厚年」のグループの中間に位置しています。
一般常識の場合、社一で攻めて、労一で守るとよく言われますが、これもデータとして現れています(ここでは載せていません)。攻めと守りが半々なので、全体では中間に位置するということでしょうか。
例えば、攻めの科目である「労災・徴収、雇用・徴収、国年」で8点、守りの科目である「労基・安衛、健保、厚年」で5点、中間の「一般常識」で6点を取ったとすれば、合計45点となり、例年の合格基準点に達することになります。
ただ、去年のように48点という合格基準点が設定されるような場合を考えると、やはり安心ラインといえる7割(49点)を目標としたいところで、そのためにはあと4点、上積みが必要になります。
この上積みは、やはり攻めの科目から取っていきたいところです。「労災・徴収、雇用・徴収、国年」で、9点、10点が取れれば、49点は見えてきます。
今回は、あまり新味はなかったと思いますが、イントロダクションとして、攻めと守りの科目を再確認してみました。次回は、もう少し択一式を掘り下げてみたいと思っています。
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今日の勉強時間:50分(六法)
合計42時間35分
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コメント
ヒデさん、おはようございます。
ide塾の分析資料をさらにヒデさんが違う方向から分析されとても参考になります。各科目ごとの平均点の6年間の差には気がつきませんでした。攻めと守りの科目という考え方も新鮮でした。
投稿: nishi | 2009年1月13日 (火) 10時28分
こんにちは
社労士Vの問題解きます、とか言いながら
気象予報士の勉強が立て込んでいて
それどころじゃないTEJANです(苦笑)
私の場合、健保が「攻め」に入る事以外は、
ヒデ様と同じ見解になります。
ところで選択式に関してはどんな感じなんでしょうかね。
個人的には、傾向もへったくりもないような気がしていますが…
ではまた
投稿: TEJAN | 2009年1月13日 (火) 10時48分
おかげさまで、IDE塾の分析資料を活用させていただいております。
これからも不定期ですが、この考察を続けていこうと思っていますので、またご感想などお聞かせください。
投稿: ヒデ>nishiさん | 2009年1月13日 (火) 20時26分
健保が攻めになるのであれば、かなり有利ですよね。守りの科目が一つでも攻めになれば、合格がぐっと近づくような気がします。
選択式についても、考察してみたいと思ってはおりますが、おっしゃるとおり、傾向なんてでてこないかもしれませんね。
投稿: ヒデ>TEJANさん | 2009年1月13日 (火) 20時28分