今年の合格基準について
毎年のことではあるのですが、今年の合格発表も、割り切れないものになってしまいました。
今年の合格基準について、(できるだけ冷静に)私なりに考えてみたいと思います。
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第40回(平成20年度)社会保険労務士試験の合格基準
・選択式試験は、総得点25点以上かつ各科目3点以上(ただし、健康保険法は1点以上、厚生年金保険法及び国民年金保険法は2点以上)である者
・択一式試験は、総得点48点以上かつ全科目4点以上である者
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
TACの本試験分析資料を参考にします(やはり、このTACの分析は、とてもよくできていますね)。
選択式ですが、今年の合格基準を見た上で、改めてTAC資料の得点分布を見ると、意外と順当な救済結果だということがわかりました。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
各科目の2点以下点数の割合
2点 1点 0点 合計
労基 8% 0.2% 0.1% 8.3%
労災 12% 1.9% 0.1% 14%
雇用 2.7% 1.3% 0.3% 4.3%
労一 17% 1.9% 0.1% 19%
社一 3.6% 1.4% 0.5% 5.5%
健保 35% 21% 5.2% 61.2%
厚年 19% 6.3% 1.2% 26.5%
国年 20% 5.7% 1.5% 27.2%
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
単純に数字だけで考えます。
まず、2点以下の割合が際立って多い、健保を2点救済する
次に2点以下の割合が多い、国年を2点救済する
その次に2点以下割合が多い、厚年を2点救済する
ここまでの救済で、各科目の基準点以下の割合は次のようになります。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
3科目2点救済後の基準点以下点数の割合
労基 8.3%
労災 14%
雇用 4.3%
労一 19%
社一 5.5%
健保 26.2%
厚年 7.2%
国年 7.5%
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
この後、さらに救済をかけるならば
基準点以下の割合が一番多い、健保を1点救済する
次に基準点以下の割合が多い、労一を2点救済する
その次に基準点以下の割合が多い、労災を2点救済する
という順番になります。結果として、今回の実際の救済は、順番に
まで行われたということになります。
ここまでは、単なる数字からの結果です。
ではなぜ、今回の救済は、
まで行われたのでしょうか?
また、なぜ
まで行われなかったのでしょうか?
後者の答えは、TACの分析にもある通り、多科目救済を嫌ったためだと思います。救済をかけるということは、問題としてお粗末だったということの裏返しですから、全科目の半数以上に救済をかけることはできないという理由(面子?)で、
以降は採らなかったのではないでしょうか?(一度やって叩かれたという話も耳にしますので…)
TACの分析資料は選択式26点のデータになりますが、参考としてそれを見ても、「健保1、厚年2、国年2」と、「健保2、厚年2、国年2、労一2」では、人数に大きな差がありません。今回、労一に救済がかからなかったのは、やはり多科目救済を避けたということではないかと考えています。
前者の答えですが、TACの資料から類推すると、「選択式25点(健保1、厚年2、国年2)、択一式48点」と、「選択式25点(健保2、厚年2、国年2)、択一式46点」くらいで、合格者の人数はあまり変わらないと思われますので、普通でしたら、「選択式25点(健保2、厚年2、国年2)、択一式46点」の方になるのではないかと思うんです。
その方が、より多くの受験生が納得できます。
なのにそうならなかったのは、予備校のデータ以上に、健保0点の割合が多かったとか、健保1点かつ択一式高得点者が多かったといった、特異な得点状況があったということくらいしか考えつきません。
まさに私のように、早々に合格を諦めて、予備校に復元回答を送らなかった受験生が、例年以上に多かったというようなこともあるのでしょうか。
いずれにしても、今回の合格基準は、私にはとても不可解です。
ここまでは、できるだけ客観的に書いてきたつもりです。今回の健保1点救済には、私なりに思うことがありますので、それはまた、別の記事で書きたいと思います。
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コメント
ヒデさんの分析は分かり易いですね。
一つ思ったことがあるのですが、ヒデさんの仮説から推測すると、「選択健保1点で択一48点」と「選択健保2点で択一46点」を比べた場合、今年の選択健保を悪問ととして1点救済まで基準を下げ、割りとまともな択一問題の得点ラインを48点まで上げたのでしょうか。
極論すれば、選択は基準点をクリアしていようが、救済されてクリアしようが、25点以上あればよく、その中で択一でより高得点した者を合格させたかったということですかね。
結局、この社労士試験の合格基準に一貫性やポリシーみたいなものは無いということですね。
投稿: SAKA | 2008年11月 9日 (日) 23時26分
コメントありがとうございます
。
。
まさに、SAKAさんのおっしゃったようなことを私も考えていました
別記事でまた触れたいと思っていますので、よろしければまた感想を聞かせてください。
投稿: ヒデ>SAKAさん | 2008年11月10日 (月) 12時14分
合格おめでとうございます。
私は労一の選択で不合格になりました。どれが救済かかるかドキドキもんでしたわ。
また来年頑張ります。
いつも拝見させて頂いてるのですが、
すごく分かりやすい分析に、その他色々参考になります。
次の試験で何かいい勉強方などありましたら
是非参考にさせて頂きたいので
教えて下さい。
投稿: M | 2008年11月10日 (月) 12時59分
コメントありがとうございます
。
応援しています
運不運としかいえないような救済範囲でした。労一残念でしたね。
来年ぜひ合格してください
ブログの内容も、皆さんのご意見も参考にしつつ更新していきたいと思っていますので、また見にきてくださいね。
投稿: ヒデ>Mさん | 2008年11月10日 (月) 15時57分
ヒデさん、合格おめでとうございます!
これからは、すぐに躓く私によきアドバイスをよろしくお願いします。
メッセージ本当に遅くなり申し訳ないです!
先ほど、panko-maruさんのところで、知りまし慌ててこちらに参上しました
投稿: mega-cat | 2008年11月10日 (月) 20時01分
ありがとうございます
。
。
いえいえ、こうしてお越しいただいて、メッセージをいただけるだけでとても嬉しいです
来年はmega-catさんにおめでとうのメッセージを入れられることを楽しみにしています。頑張ってくださいね。応援しています
投稿: ヒデ>mega-catさん | 2008年11月10日 (月) 20時54分